横浜市の教科書記述と、神奈川県立図書館について

横浜の中学生用の副読本から、関東大震災での朝鮮人や中国人を虐殺したという記述が削除されようとしていると聞きました。

虐殺は歴史的事実として確かにあったことです。

人数の問題ではありません。酷い殺され方をしたら、それは虐殺です。

歴史的事実が矮小化され、消されようとしている動きに怖さを感じます。

 

横浜といえば、神奈川県立図書館のことを考えます。

神奈川県立図書館は二つあり、その一つ、川崎図書館での貸出・閲覧を禁止にする方針が出されたという話を聞きました。(現在は撤回されています)

市民の知る権利、真実を知りたいという好奇心、正確さを期すために調査するという真っ当な感覚などを育み、自分の心と向き合って生きる為の力を探す場所、そういう文化的な施設が図書館です。

貸出・閲覧禁止というのは、過去からの市民の財産から、市民を遠ざけてしまう、いわば財産を没収してしまう行為だと考えます。

そういうことが、議会で碌な議論もされず、市民の知らない間に決められようとしてしまいました。

 

このことと、教科書の記述削除は繋がっているように思えてなりません。

どちらも市民が真実を知る為の道を狭めています。

人間が大切にされるには、真実が尊重されなければならないと考えています。

真実が尊重されないなかで、太平洋戦争が起こってしまったのですから。